2026年を振り返って ③展示会
10月3日・4日には、銭函の「山郷」で開催されたグループ展「北の暮らしを育む手と手」に、
続いて、10月21日から26日までは、銀座のギャラリーおかりやで開催された「北海道の作家展」に参加。
どちらもクラフト作品を中心としたグループ展です。


そして、現在東川町で個展を!
11月1日から23日までは、北海道東川町の「せんとぴゅあ」にて、「記憶をつむぐ 下村好子展」を開催しています。
壁面を彩る装飾作品から、暮らしの中で使う実用的な作品まで、私の制作は多岐にわたります。
ひとつの分野に絞って、何かに集中した方がよいという考え方もあるでしょう。でも、最近つくづく思うのです。さまざまな素材に触れ、いろいろな表現を試みることも含めて、これが私なのだと。
それぞれの作品に向き合う時間も、表現したいことも違います。その幅の広さこそが、今の私の制作なのだと感じています。
個展「記憶をつむぐ 下村好子展」
今回の個展では、壁面に飾るタペストリーなどのテキスタイル作品、約20点を展示しています。
記憶は、目に見える形を持たないまま、日々の暮らしの中に静かに積み重なっています。
ふとした風景や誰かの言葉、触れたものの感触、過ぎていった時間。ひとつひとつは小さなものでも、それらが重なり、結ばれ、つながることで、私たちの中にかけがえのない風景が生まれていきます。
織るという行為は、一本一本の糸が出会い、重なり合いながら、ひとつの面や形へと姿を変えていく営みです。私はその過程に、時間や記憶、人と人とのつながりを重ねています。
今回の展示では、糸や布、さまざまな素材と向き合いながら制作してきたテキスタイル作品を通して、記憶が形となり、また新たな記憶へとつながっていく時間を表現しています。
素材に触れ、重ね、結び、ほどきながら生まれる作品には、過ぎ去った時間だけでなく、これから先へと続いていく時間も織り込まれています。
会場となる東川町の「せんとぴゅあ」は、人が集い、学び、文化が交わる場所。これまでにつないできた時間と、ここで新たに生まれる出会いが重なることを願っています。
作品と人、人と場所、過去と未来。
それぞれがゆるやかにつながり、新しい物語が生まれる。そんなひとときになれば幸いです。
作品の前で静かに立ち止まり、皆さまそれぞれの中にある風景や記憶に思いを巡らせていただけたらと思います。
記憶から記憶へ。 人から人へ。 糸をつむぐように、時間をつないでいく。
「記憶をつむぐ 下村好子展」
会場:東川町複合交流施設 せんとぴゅあⅠ ギャラリー2
住所:北海道上川郡東川町北町1丁目1番1号
会期:2026年11月1日(日)〜11月23日(月・祝)
時間:10:00〜17:00
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
